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工作基礎知識
はじめに 素材について 塗装について 道具について

ここでは工作に使われる主なプラスチック樹脂や金属の性質や扱い方を説明いたします

●プラスチック(plastic) 
  • 塩化ビニール(PVC)シート、丸棒、パイプ、{各色}
    ・塩ビと呼ばれているもの、ホームセンター等でよく見かけますね。水道用の鼠色のパイプ等もそうですね。他にはカーポートの屋根とかにも良く使われます。
    ・素材を生かした使い方には適しているが、加工して使うにはそれなりの経験が必要です。ヤスリ、紙ヤスリで表面を整えようとしてもバリがでます。接着も専用の物を使わないと出来ず、塗装も専用の塗料でないとのりません。

  • アクリル(MA)シート、丸棒、角棒、パイプ、異形の物、{各色}
    ・透明感があるガラスのように見えます。これもホームセンターでは定番ですね。
    ・クリスタルの様な透明感を生かした使い方が良いと思います。高度は硬く加工には根気が必要となりますが、シート状の物などは専用カッター等で傷をつけると比較的簡単に割ることが出来ますし、仕上がりの美しさは逸品です。接着は専用の溶剤で付けるのが望ましい。瞬間接着剤(アロンアルファ等)でも十分接着出来ますが、瞬間接着剤の性質上、白濁することが有ります。

  • エービーエス(ABS)シート、丸棒、{白、黒、乳白色}
    ・割れにくく、衝撃性に優れているのがABSです。PCの本体や、ありとあらゆる物に使われていますが、素材は東急ハンズ等専門店でしか入手が難しいようです。塗装されることを前提に使われるプロの為の材料です。
    ・加工しやすく、まさに工作向きの素材、接着は瞬間接着剤が良いと思います。塗装も塗料を選ばず何でもOK、美しく仕上がります。

  • FRP(GFRP)
    グラス・ファイバー・リインフォースド・プラスチック
    ・FRPは、張り子細工のように作る素材です、ガラス繊維を張り込み、樹脂を染み込ませて形成したものです。

  • 炭素繊維強化樹脂(CFRP)
    カーボン・ファイバー・リインフォースド・プラスチック
    ドライウェットと2種類あり、FRP同様張り子細工のように作られる素材です。

    ドライカーボン(DryCarbon)は、樹脂を染込ませたカーボンファイバーを型に貼り込み、オートクレーブという高温高圧釜を使い、圧力を掛けながら釜で焼き上げた物で、不必要な樹脂分が取り除かれ、軽く高強度です。しなやかで大変強い素材ですがデメリットも大変に多い素材です。完全手作りの職人芸ですので大変コストが掛かります。大変高強度が故に限界を超えるといきなり折れてしまう、曲がったり伸びたりすることはありません。

    ウェットカーボン(WetCarbon)は、ドライカーボンと見た目は同じですが、作り方はFRPのカーボン版です。FRP同様にカーボン繊維に樹脂を染み込ませ形成した素材です。難しい工程が無いのでコストは安く済みますが、強度、重量は、FRPと同程度です。

●金属(metal)

  • チタン(Ti)チタニウム
    ステンレスのように強く、アルミのように軽い、そして錆びない、そんな合金です。ジェットエンジンの様な航空機器や人工衛星の部品、ゴルフクラブ、義歯等の医療品、腕時計など幅広く使われています。 腕時計、アクセサリーなどは金属アレルギーが起きない素材として有名ですね。 でもとっても加工は大変な素材で、故にコストに跳ね返り、売価にも影響を与えてしまう素材です。 一般の人が工作に使うのは難しいでしょう。 素材もなかなか手に入らないと思います。

  • アルミニューム(Al)
    アルミ缶に使われるように、加工(リサイクル等も)しやすい金属で、チタンよりも更に軽いのがアルミニュームです。 鉄と比重を比べると約1/3、チタンと比べても約1/2の重さです。 表面が薄く酸化する事により鉄のように錆びる事がなく、語源にもある「光を持つ物」の言葉通り銀色に輝く性質を持っています。 非磁性体でもあり磁場にも影響されず、光を反射し、熱伝導にすぐれ急速に冷やす力も持っています。 
    ・錆びないアルミニュームですが、より人工的に酸化させ表面に保護膜を作るのがアルマイト加工です。 この加工により様々な色や、光沢、マット調などの処理も出来ます。